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【NEW】『積み木手帖vol.3』発刊記念!マルチクロス『PLAY』完成

『積み木手帖vol.3』の発行を記念して、表紙と同柄の『マルチクロス Play』(数量限定)が完成しました。そこにたっぷり込めた思い、長くなりますが、お読みいただけましたら嬉しいです。

▶予約期間 2024年1/19(金)~25(木)
▶︎一般発売 2024年2月中旬
▶価格 3,630円(税込)
▶サイズ 52 × 52 cm
▶素材  綿100%
▶原産国  日本製

『目を開けて、ずっと天井を見ている赤ちゃんだった頃の娘。もう目は見えている。何か二人を喜ばせるものはないかな、と咄嗟に思いついたのは1枚のスカーフでした。

二人が寝転んでいる上で、ひらひらひら。
目がきょろきょろとして、にこにこと笑い始めました。
本能でいないいないばぁをしている自分と、その姿に喜ぶ娘。
1枚のスカーフがこんなにも楽しいおもちゃになることに感動した日でした。

それから寒い日には首に巻き、お昼寝時にお腹が冷えないようブランケット替わりに。
暑い日の日よけにも、バラバラになったおもちゃのまとめ役にもなり、私を助けてくれました。エプロン替わりにしてお手伝いをする日もあれば、マントになって空を飛ぶ日、ドレスにしてお姫様になる日もあり、娘にも寄り添ってくれています。

遊びや暮らしの中で自在に変化してくれる1枚の布、みなさんのお役にも立てると嬉しいです。』
miharu

なぜマルチクロスを作ろうと思ったのか。
それは、子どもとの生活の中で、いちばんコミュニケーションを豊かにしてくれる布だから。

このマルチクロスを広げながら、『あ!この積み木うちにもあるね』『どの色・形がいちばん好き?』と話し合うひと時。
子どもたちがマルチクロスにくるまれたお弁当を広げながら、外で家庭のあたたかみを感じる瞬間。
マルチクロスを三角巾にして、いっしょにお料理をする台所。
マルチクロスを色々なものに見立てて、あそびが広がっていく様子。

そんな、小さな人たちとの光景を頭に思い浮かべながらつくったのが、このマルチクロスです。ハンカチとしては大判の52cm×52cm。その名の通り、工夫やアイディア次第で色々な用途に使っていただけるサイズにしました。

綿100%でありながら上質なシルクのような光沢となめらかさのあるサテン生地は、カジュアルになり過ぎず、スカーフとして首に巻いたり、カゴやバッグに巻いたりと、おとなの装いとしても活躍してくれます。使い方は無数。

積み木手帖のリトルプレスには、タイトルに必ず『子どもと暮らす』という文字が入っています。おとなと子どものコミュニケーションがより豊かに、よりあたたかくなる…それがいつでも私たちの願いです。子どもといっしょに、子どもだけでも、おとなだけでも楽しめる、そんな積み木のようにマルチなクロスができあがりました。

【マルチクロス『Play』 5つのポイント】

●綿100% サテン生地
●鮮やかなプリント
●千鳥縫製
●日本製
●オリジナルパッケージ

ひとつひとつの特徴について、ご説明します。長いですが、このマルチクロスを使っていただく方には、是知っておいていただきたいことです。お付き合いいただけますと嬉しいです。

■オールドファッション株式会社について

まず、マルチクロスの製作をお願いしたのは、オールドファッション株式会社。量販店でメンズ小物のバイヤーをしていた代表・間中伸也さんが、『男性向けのファッション小物は女性ものに比べていいものが少ない。それならば作ってしまおう』と、2007年、東京都世田谷区のマンションの一室で、ひとりでハンカチ専門店を始めたのが、スタートです。

『ハンカチは特別目立つ存在ではないけれど、その小さなところにこだわるのがいい』と、ファッション性と質のよさに定評のあるハンカチを作り続けてきました。その確かな品質にリピーターも多く、今では女性向けやユニセックスな商品も多くラインナップし、都内に5店舗を構えています。

オリジナルブランド「H TOKYO」のハンカチのタグが表から見えないようになっているのは、その品質への自信の現れ。『大きなロゴや目立つタグをつけないのは、生地そのものの質や、デザインをアートとしてしっかり楽しんでほしい』という思いからなのだそう。『ハンカチの中では決して安い部類ではないからこそ、品質を落とさずにやってきた』というプライドを感じます。
(※上部写真のみ、提供:オールドファッション株式会社)

■生地について

この生地の最大の特徴である、なめらかな肌触りと、やわらかいシルクのような光沢が気に入って、今回、綿100%・80番手のサテン生地(朱子織)を選びました。一般的なハンカチ(40~60番手)よりも細い高級な糸で高密度で織られた生地のため、滑るような手触りを生み出しています。

この優しい光沢が、カジュアルになりすぎず、上品で落ち着いたたたずまいの理由です。洗濯を重ねると糸と糸の間に空間ができ、吸水性があがるという実用的な利点も。使っていくと、柔らかくふわっとした感触になってきます。是非、その経年変化も慈しみ、育てていただけたらと思います。

■プリントについて

横浜にあるプリント工場で加工されています。フルカラーで美しい写真の再現性に優れたインクジェットプリントを採用。プリント工場では、プリント用のデータに調整・のりづけ・蒸し加工・水洗い加工…といくつもの工程が待っています。

実は、最初に出てきたサンプルの色がとてもビビッドで。アートとしてはとても綺麗だったのですが、積み木のあたたかみやmiharuの世界のイメージとは少し外れた強めの印象があり、『全体的に緑を抑えて』『こういう雰囲気にしたい』『ここはこのままでいいけれど、こっちは彩度を落として欲しい』等々…積み木手帖の目指す雰囲気をお話しし、色の修正を細かくお願いしたのです。そしてあがってきた2つ目のサンプルは…なんと、イメージ通り!

ものづくりを語る際、「何度もサンプル作りました。修正を重ねました」という文言をよく目にしますが、これは2回目でOK!信頼できる会社さんなのはわかっていましたが、それでも初めての試みなので、完成するまで私たちもドキドキ落ち着かない日々でした。が、その修正力の高さに不安はすぐに吹き飛んだのでした。このマルチクロスのプリントには、繊細な感覚で調整していただいた職人さんの技術が生きているのです。

■縫製について

このマルチクロスが他とは少し違う部分のひとつが、“千鳥縫製(ちどりほうせい)”と呼ばれる縁のかがり方です。三つ折りにして直線に縫う“三巻縫製(みつまきほうせい)”が一般的ですが、このマルチクロスは見ていただくとわかる通り、ギザギザとしたリズミカルに小さな弧を描く美しいかがり方で仕立てています。

こちらはすべて横浜の縫製工場の職人さんが専用のミシンで1枚1枚縫っているもの。一定の量の生地を巻き込みながら縫うこの技術を習得するには、既にミシンが使える職人さんであっても数年はかかると言います。職人さんの力加減で巻き込み量が変わる繊細な技術のため、その幅を一定に仕上げ、直角の部分を綺麗に始末することに相当な熟練が必要なのだそうです。

マルチクロスは、ただの四角に見える布ですが、生地の目を読み、その特徴を熟知しているからこそ均等な正方形に仕上がるのです。千鳥縫製の、糸が表面に出にくく、ふっくらとした美しい仕上がりと、手しごとのあたたかみを感じていただけると思います。

■日本製について

上記でお話しした通り、プリント、縫製、梱包…と別々の横浜の工場で行う、分業制でつくられています。大きな自社工場1か所で一気に作るのではなく、それぞれのプロフェッショナルがバトンを引き継ぎながら1つの製品を作っていく、昔ながらの日本のものづくりのし方です。

1859年の横浜開港とともに生糸貿易が隆盛を極めたことから、生糸を扱う工場や職人さんが横浜に集積して160余年。生糸産業が終焉を迎えて久しい今もなお、その当時の技術を引き継ぐ工場や職人さんが横浜に残っているのです。日本の近代化を支え、脈々と受け継がれてきた技術と文化と歴史が、このマルチクロスにも息づいています。

オールドファッション株式会社さんは日本製のハンカチを作り続けていますが、「日本クオリティを推している…というよりも、顔の見える範囲で密にコミュニケーションをとって、質のいいものづくりをしたい。信頼のおける人々と作っていったら、結果的に日本製になった」のだそうです。

海外製でもいいものはあると思いますが、この“自分の目と手が行き届く経済圏でものづくりをする”という考え方に積み木手帖が共鳴して、このマルチクロスが生まれました。

■パッケージについて

今回、このマルチクロスにあわせてフロスティな封筒型のパッケージをオリジナルで作りました。ほんのり中が透けて、布の質感や美しいプリントの息遣いがそっと伝わる紙を選んでいます。老若男女、どなたにもお使いいただきたいので、ニュートラルなイメージもある紫色の部分を「顔」にしています。

品質表示はタグにするか、紙を入れるか…色々と考え、すべてをパッケージに記入することで情報も資源もデザインもミニマルに。品質表示自体もすっきりとデザインしているので、そのままプチギフトや新生活の贈り物などにもお使いいただけるようにしました。

■さぁ、マルチクロスをどうやって使いましょう!

・ハンカチ
・お弁当つつみ
・三角巾
・スカーフとして、首・髪・バッグ等に巻いて
・パンや果物の上に伏せてふきん代わりに
・あそび布として
・外食時に膝に広げてナプキンとして
・新生活の贈り物・プチギフトとして
・アートとして額装
…etc.

マルチクロスという名の通り、その使い道はアイディアによって無限。今回はレインボーカラーの積み木が主役なので、折り方によって出る色が変わり、がらっと印象も変わります。気分によってどの面を見せるのか、折り方を考えるのも楽しいですし、ラフに巻いて偶然の織り成す色のコンビネーションを楽しむのもいいですね。

色々と触りながら使ってみて、ご自分“ならでは”の使い方を見つけたら、是非教えてください。

『積み木手帖 ポストカードセット』(写真は「カラフル」)のカードでメッセージを添えて、ギフトにも

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積み木手帖 マルチクロス『PLAY』

サイズ:   52 × 52 cm
重さ:   21g
素材:   綿100%
原産:   日本製
パッケージ:   14.5 × 14.5 cm(紙製)
お手入れ:
    手洗い ◎
    洗濯機 〇(洗濯ネット推奨)
    乾燥機 △(陰干し推奨)
    アイロン ◎高温で裏面から

※ 積み木手帖オンラインストア、および積み木手帖お取扱店のみの販売です。オールドファッション株式会社での販売はありません
※ 恐れ入りますが、ギフトラッピングには対応しておりません

アートワーク:    髙木 美晴
ディレクション・文責:    志方 史
写真:    岩本 彩
デザイン:    久保田 藍
企画・販売:    積み木手帖
製作:    オールドファッション株式会社
制作年:    2023年12月
取材協力:    オールドファッション株式会社 桑原 菜々瀬様・出川 花恵様